第5章 - 投資の判断基準

  • 投資判断の決定プロセスは
    1. そのプロジェクトから生み出されるキャッシュ・フローを予測
    2. 予測したキャッシュ・フローの現在価値を計算
    3. 投資判断指標の計算を行う
    4. その計算結果と採択基準とを比較、基準を満たしていれば投資
  • NPV (Net Present value) 法
    • プロジェクトに投資する = プロジェクトが将来生み出すであろうフリーキャッシュ・フローを購入する
      • 将来のフリーキャッシュフローを現在価値より低い価格で購入できたら良い買い物
    • あるプロジェクトが将来生み出すキャッシュイン・フローの現在価値とそのプロジェクトに必要な投資額の現在価値(キャッシュアウトフローの現在価値)を比較して前者が大きい場合投資してもOK。
    • NPV-R = キャッシュインフローの現在価値 / キャッシュアウトフローの現在価値
      • 当時の日産ではNPV-R = 1.5 以上であれば良い投資
  • 割引率が高い = プロジェクトが生み出すCFの現在価値の総和が減少=新しい事業を始めにくくなる。

  • IRR (Internal Rate of Return)法
    • あるプロジェクトがあったときに、NPVが0になるおうな割引率。
    • 価値と価格がちょうど均衡するような割引率
    • (e.g.) IRR=5.71%の投資をする、預金金利5.71%のプロジェクトに投資することと同義
    • WACCと比べる
      1. そのプロジェクトから生み出されるキャッシュ・フローを予測
      2. プロジェクトのIRRを計算する
      3. IRR > WACCならば投資実行
  • 回収期間法
    • 投資した資金が何年で返ってくるのか計算
      • 「プロジェクトの投資額の回収期間はX年」という指標と比較
    • 問題点
      • お金の時間価値を無視している
      • 回収期間以降のキャッシュ・フローを無視している
      • プロジェクト全体のリスクを無視している (NPVやIRR法では割引率の調整によりリスク=将来キャッシュ・フローの不確実性を反映することが出来る)
      • 回収期間の基準があいまい