第二章
ファイナンスとは:投資に関する意思決定(投資の決定)と、その投資に必要な資金調達に関する意思決定(資金の調達)と、そして運用して得たお金をどう配分するかという意思決定(配当政策)
- 投資の決定
- 資金の調達
- 配当政策
ファイナンスの目的:投資家にとっての企業価値の最大化
- ファイナンスはハイリスク・ハイリターンが原則
- ファイナンスにおけるリスクの本質⇒ 将来の不確実性、バラツキ
- リターン ⇒ 投資した元本に対して一年あたりどれだけの収入が得られるかという割合
- R = Cash in / Principal
- 期待収益率 ⇒ 予想収益率の期待値
- リスクフリーレート ⇒ 投資家が国債投資に期待する利回り
- リスクプレミアム ⇒ リスクフリーレート以上に求める部分の利回り
- 負債コスト ⇒ 債権者が要求するリターンのこと
- 株主資本コスト ⇒ 株主が要求するリターン
- 株主資本コストの求め方 ⇒ Capital Asset Pricing Model (CAPM)
- 株主資本コスト = リスクフリーレート(2%)+( β * マーケットリスク・プレミアム (5%) )
- β - 株式市場全体の変動に対して、その会社の株式がどれだけ連動するかというのもの
- マーケットリスク・プレミアム - 株式市場全体のリターンとリスクフリーレートの差
- これらのコストのことを資本コスト
- 経営者にとっては株主資本コストの方が負債コストよりも負担が大きい(株主のリターンは契約で決まっていないため)
- 資本コスト(Weighted Average Cost of Capital) WACC ⇒ 加重平均資本コスト
- WACC = D/(D+E) * (1-Tc) * 負債コスト + E/(D+E) * 株主資本コスト where D: 負債, E: 株主資本, Tc: 実効税率
- WACCは、企業の資金調達コスト。この会社が投資家からいくらで資金を調達してきているかを表した数字。
- 負債の節税効果 - 支払い金利自体を経費として経常出来る
- WACCを下げるには?
- WACCが高い、リスク認識が高い=期待収益率が高い
- WACCが低い、リスク認識が低い=期待収益率が高くない
- 適切な企業情報を適切なタイミングでディスクローズする
- 企業の運用成績(リターン)
- 税引き後営業利益を企業にとっての収入と考える
- =営業利益 - みなし法人税 (営業利益*実効税率) = 営業利益(1-実効税率)
- 投資元本は税引後営業利益を得るために企業が投下した資本のこと
- 有利子負債と株主資本を足したものを投資元本とする。
- 投下資本利益率 (ROIC = Return on Invested Capital) = 税引き後営業利益 / 投資元本
- 経営者の使命とは?WACC以上のROICを上げる
- WACCとROICの差をEVA(Economic Value Added)スプレッドと呼ぶ
- 税引き後営業利益を企業にとっての収入と考える