専門学校でITを勉強している後輩君とランチをする機会があった。前からずっと時間出来たらお茶でも是非という話をしていたのだけれども、コロナロックダウンのせいで延期に延期を重ねてしまっていた。彼の彼女が見繕ってくれたお洒落なメキシカンレストランで彼の学校や生活について色々話を聞いた。

専門学校では情報技術を専攻しているということで、ハードウェア、プログラミング、インフラ系の技術を幅広く勉強しているらしい。3年目になると専門科目を選べるようで、彼セキュリティ関係の技術をつきつめたいと言っていた。昨年、Amazon awsがニュージーランドに2024年の完成を目処にデータセンターを開設する計画があるというビッグニュースがあった。1000人規模の雇用を想定しているらしい。インフラ関係に始まり、セキュリティ職の募集も当然たくさん増えるのだろうから、コーダーよりのキャリアではなくインフラ関係を専門に勉強していくのも全然ありだと思うよという話をした気がする。後は、これからはクラウドTechとSaaSビジネスの時代かもよという話もした。

自分の大学生時代。数学とコンピューターサイエンスの二重専攻だったため、コンピューター関係のペーパーは必要最低限のものしか取れず、自由に使えるスロットはほぼ数学の単位に使われた。3年間みっちりコンピューター関係の勉強出来る期間というのは、就活にも充分優位に効いてくるのだろうなと思った。

自分のキャリアや就活について振り返ってみる。

自分の場合、大学卒業後はバックエンドのコーダーになりたくて、その手の求人を片っ端から応募した。残念ながら、学業に特に秀でた成績を残した訳でもなければ、課外活動すらこなしていなかったただの移民がそう簡単にオファーなんてもらえるわけもなく、50件くらいオファーを出して一件もかすりもしなかった。最終的には数学のチュータリングをしていた生徒のお父さんが起業家で、その方が起こした小さなスタートアップのITコンサルの会社に拾ってもらうことになった。1人目のエンジニアとして採用されたため、とにかく入ってきた仕事は選ぶことなど出来ず、なんでもこなさなければいけない環境だった。社内ネットワーク構築、サーバー、NAS、PBXの設定や導入、ヘルプデスク、ウェブ作成やメインテナンス、翻訳業務、オフィス移転サポートなど。日本出張で東京でも6ヶ月くらい働いた。

わからないことばかりだったけれども、とにかく自分で時間をかけてリサーチをして。社内に相談できるエンジニアも殆どいなかったので(みんな自分達のしごとで常に忙しかった)、社外のコネクションに相談したり手伝ってもらうこともたくさんあった。いかに人との繋がりが大切かということを身を持って経験した。右も左もわからない中、がむしゃらに働き続けた2年とちょっとだった。

学んだこと、得た教訓は何か。振り返ってみると、幅広いIT関連の知識を浅くではあるけれども習得することが出来た。予備知識が少ない領域でもチャレンジしていくことに対してのバリアーがなくなったこと。後はビジネスをしていく上にあたって、人付き合いが何よりも大切だということ。自分で小さくITビジネスを始めたいと思ったらどういうことをしていけばいいのかということも勉強することが出来た。

キャリアについてアドバイザーに相談するとよく『可能であれば若いうちに大企業で働く経験をしておいた方が良いよ』という話をされる。大企業で働いた経歴で他のところに就職するのは比較的簡単だけれども、逆は必ずしもそうとはいえないというのがそのロジックらしい。自分では、始めの会社がスタートアップの小さな会社で良かったと思う(どこにも相手にされなかった自分が言えたぎりではないが…)。人にもよるのだろうけど、決められた枠組みの中でひたすら評価基準に沿って仕事をしていく環境よりも、自分であれこれ考えて行動しなければいけない環境の方が、きっと自分は成長出来た。

長くなりそうなので、続きは次に。はじめての転職と、楽天メディカルでの仕事について。