彼女と友人の三人でカフェランチに行ってきた。
基本インドア趣味の人間なので、友人が少ない。ましてや、長く付き合っている友人ともなると尚更だ。人間関係ってよっぽどのことがない限り、意図的に未来に繋いで行こうと思って行動していない限り、自然に消滅してしまうもうものだと思う。交友範囲が狭い自分だからこそ、今ある人との繋がりは大切にしていきたいなと考えていて、心と時間に余裕が出来たとき、不意にランチやディナーに誘ったりすることがよくある。
今日あった友人は僕がまだ大学生だった頃、同じショッピングモール内で働いていた女性。お互い日本人で歳も近い。『中国人』の彼女・彼氏がいるという共通点もある。
仕事の話、永住権の話、コロナの話、パートナーの話、金メダル噛んだ市長の話、とか。美味しいコーヒーを飲みながら2時間程淡々と話し続けた。カフェの雰囲気も小洒落た感じの内装で居心地が良く、満足の行く時間を過ごした。
お開きになる前に、ふいに彼女から出た言葉がとても印象に残った。
『私たちもう良い歳したアラサーだけど、あの頃(モールで働いていた頃は)はまだ20歳くらいで、今こんな生活しているなんて夢に思わなかったよね』
あの頃の僕はというと、フルタイムで学生をしながら、フルタイムに近い形でバイトをしていたため、毎日のタスクをこなしていく事に精一杯だった。それこそ、一度立ち止まってゆっくりと未来の自分について考えを巡らせることなんてあまりしていなかったはずだ。
それでも、瞬間、瞬間はきっとあったはずだ。大学卒業したらこんなことしてたいなあとか、こんな30歳になりたいなあとか、考えていたことは。
僕はどんな大人になりたかったんだろう。